アメリカ・テキサス州の共和党集会で今月承認された綱領に、州民の大半が同性愛者と読める文法上の不備があると性的マイノリティー人権団体が指摘し、話題になっています。
綱領は「同性愛は選ばれた振る舞いであり、聖書の中で神が規定し、わが国の創設者たちが認識し、大半の州民に共有されている根本的に不変の真実に反する行為」と記載されています。
ローンスターQがツイッター上で文法上の疑問を指摘したところ、文法学者から、最後のコンマがあることで「同性愛は大半の州民に共有されている選ばれた振る舞い」とも読めるというコメントが寄せられました。また、現在完了形が使用されているため、神が同性愛を規定したとの印象を与えるなどの指摘もありました。
共和党はテキサス州の政治の主要勢力で、長年同性愛に反対しています。党の綱領では、同性愛は容認できる生活様式として提示されるべきではなく、同性愛者の結婚が認められるべきではないと記述しています。