自動車のタイヤは一方向にしか回転しないため自由に動けないため縦列駐車には苦労しますが、この仕組みなら360度、自由自在に動き回ることができます。今回は、イギリス・ロンドンの発明家ウィリアム・リディアードさんが開発した新しい発想のタイヤをご紹介します。
「リディアードホイール」は非常にユニークなアイデアで、タイヤに2本の横回転するドーナッツのような構造を取り入れるというもの。このドーナッツ型のタイヤが回転することで、横方向への移動を実現します。
開発されたプロトタイプを見ると、車体が自由に回転している様子が確認できます。タイヤの大きさはふつうの自動車のサイズとそれほど変わらず、乗用車の車体に収まっています。
現在、このタイヤを共同開発してくれる企業を探しているとのことで、最終的には商品化することを目指しています。
通常の走行にタイヤが耐えられるのか不明ですが、実用化されれば大きな需要がありそうですね。