
ポケットやカバンに入れておくと、なぜかこんがらがって使うときに団子状態になってしまっているイヤホンのコード。ほとんどの人は「小さいおっさんの仕業」と思い込んでいますが、この件に小さいおっさんは関わっていませんでした。
物理学者らは、イヤホンコードが複雑に絡まる理由を科学的に調査しました。
カリフォルニア大学サンディエゴ校のドリアン・レイナー氏とダグラス・スミス氏は、箱の中にイヤホンコードを入れて数秒間に渡って振り、どのように絡まり、どのように結び目が形成されるのかを調べる実験を行いました。統計的な数学モデルを作るため、この実験は3415回繰り返されました。
その結果、形成される結び目は、種類別で120タイプも存在することが分かり、最大で7交差の複雑な結び目が作られることが分かりました。また基本的に振る時間が長く、コードの長さが長いと結び目も多く形成されることが分かりました。
ただし、コードの長さは0.46m~1.5mの間で形成される結び目の数が急上昇するも、1.5m~6mの長さではそれほど変わりませんでした。
結び目の研究については、過去1世紀に渡って活発に行われているとのことで、量子論やDNA生化学などの多くの科学分野において「結び目」が重要な役割を果たしています。
120種の結び目が形成されているなら、なかなか解けないことにも納得できますね。コードを絡ませたくない場合には、46cm以下の短いコードを使うことが効果的なようです。





